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[文化づくり]国際文化交流の推進と援助

文化づくりコラム 

日本の国旗
 
日の丸は1300年以上の歴史がある
1998年8月に公布・施行された法律以前の国旗日の丸が、国際社会の中で正式な日本の国旗と決められたのは、明治3年1月のことでした。
法律の正式名称は「日章旗」と言います。

江戸時代末期の1853年、アメリカの黒船が日本にやってきました。その頃、日本は鎖国をしていましたから、外国との船の見分けは必要なかったので、船には持ち主の旗が使われていました。
しかし、それではどれが日本の船かわからないということになり、正式に日の丸を日本の国旗に決めたのです。
ところが、日の丸はもっと昔から使われていました。 大宝元年(701年)の元旦、文武天皇が新年の朝賀の儀式で「日像の幡」を立てたという『続日本書紀』の記述が最古とされています。

ですから、日の丸は少なく見積もっても、1300年の歴史があるということです。

これは世界でも類を見ない伝統と歴史と言えます。世界には、内乱や侵略、国の分裂によって国旗が変わる国もあります。例えば、イラクの国旗は1921年の建国以来、約90年間で6度変わっています。米国も建国以来約230年間で、州が増えるごとに星条旗の★の数を増加。
ソビエト連邦は国が分裂したことで、ロシアも、ソ連から独立した国々も自国の国旗をかかげています。
日本の日章旗は、今も変わることなく受け継がれており、その美しさから、「1874年(明治7年)にイギリスが買収(当時の5百万円)を申し出た」という裏話もあるのです。

日の丸の歴史・伝承

国際社会の国旗の位置づけ
今地球上には、200を超える国が存在し、そのほとんどが国連(国際連合)に加盟(192ヶ国)しています。
これらの国の中には、かつて欧米諸国に植民地化されていた国や、異国の地から移住した人達に占領されて建国された国、国同士で戦争をした国など様々あります。

国連は、「世界の安全保障と経済・社会の発展のために協力することを目的」とした組織です。そこに参加するということは、戦争や占領という過去の事実を越えて、国際社会の中でお互いに尊重し、支え合い発展していこうということです。

国旗・国歌は国の歴史や伝統・文化が刻まれ、国民の誇りや名誉の象徴です。国連には参加しているすべての国の国旗が掲げられています。

そして、国際社会においては政治的な対立などがあったとしても、国旗の掲揚時や国歌の斉唱時には、起立して敬意を表し相手国に対して敵意のないことを示すのが、国際礼儀とされているのです。

国際社会において、国旗は非常に重要な役割があるのです。