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個人情報について
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【村上正邦(むらかみまさくに) 元衆議院議員】 1932年福岡県生まれ。拓殖大学政経学部卒。80年に参院議員に初当選。 国会対策委員長を経て、宮沢改造内閣で労働大臣として入閣。 その後、参院自民党幹事長、議員会長を務める。 野党にも及ぶ政治的影響力から「村上天皇」との異名をとった。 KSD事件をめぐって2001年議員辞職。 |
木原 |
本日は有難うございます。
こうして村上先生ときちんとした形で対談させて頂くのは初めてですが、
今、印象に強く残っているのが、
去年9月に村上先生と念願の天河弁財天と玉置神社にお参りさせて頂いたことです。
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村上 |
早いものですね。
僕は長年、心に宿題として残っていた天河弁財天と、玉置神社の参拝、
行こうと思っても行けるところではない、この聖地への参拝が実現し、
お連れ頂いた木原先生のおかげだと思って本当に感謝しています。
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木原 |
とんでもございません。
先生の師であられた玉置和郎(故)代議士は、
玉置神社にご縁深かったと聞いておりましたので、
かねてから、ぜひお連れしたいと思っておりました。
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村上 |
あの時は、本当に不思議な事がありましたね。十津川から玉置山に向かっているとき、
崖崩れで1時間くらい待たされ、僕は気が短いから(笑) 「もう木原先生帰りましょう、参拝はあきらめましょう」 と言おうと思った瞬間、後続の車が来たので、 僕は親切にそのドライバーに1時間程待たないといけませんよと知らせてあげたのです。 そのドライバーは女性の方で、 「玉置山に参拝ですか?」 「そうなんです」 「何処からお見えになったのですか」 「東京から」 と答えると、 「よほどのご縁がある方でないと、この山深い険しい玉置山に参拝することは出来ないんですよ。 折角ここまでお見えになって、ご縁に導かれたんですから 1時間お祓いを受けているおつもりで、お待ちになられるとすぐ経ちますよ」 と言われました。 |
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木原 |
先生のご著書「大和ごころ入門」にこの場面をお書きになっていらっしゃいますが、
実際にあの「工事中」という看板は、本来入口に掛かっているのですが、
目に入らなかったわけですから、神様のお知らせだったのではと・・・。
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村上 |
私は彼女の言葉に心を強く打たれ、そこで1時間待たせて頂きました。
その後、車から降りて歩いて玉置山に向かったところ、
時雨が降り何百年という杉の木が、連なる奥深い山々が霧に囲まれて、
まるで仙人郷みたいに幽玄の世界をかもしだしている。
ところが、行けども行けども、坂道というより崖だね。 なかなか辿り着かない。 そのうち「あきらめてもう止めよう」と口に出そうかと思えば、 木原先生のご子息が私の気持ちがわかるんでしょうね、 さーっと先に走って行って、崖をよじ登り 「村上先生、あと少しです。もうすぐそこです」 と言って、私をだましだまし導いてくれたんですよ。 後で聞いたらご子息も初めての参拝だったとか。(笑) 女性のドライバーといい、ご子息といい、 皆さんに導いてもらってやっとの思いで参拝できた感がします。 | ![]() |
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木原 |
いやー、あの時の工事中といい、ドライバーの方といい、崖を歩く距離といい、
私も玉置神社への参拝はわずかしかないのですが、あの時ほど、
神の化身を感じたことはありません。
そしてあの深い霧の中、なんともいえない幽玄性が漂っていました。
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村上 |
今も玉置山の参拝には不思議な物を感じてますよ。
特にあの女性のドライバーの方は、あれ玉置山の化身じゃないかと思ってね、
その後名刺を頂いておりましたので、「大和ごころ入門」が出来た時にすぐお送りいたしました。
その女性は玉置山の麓の民宿をやっておられる方でした。
一連の流れを考えますとやっぱり木原先生の霊的な導きというのでしょうか。 そういうものが不思議な巡り合わせを作ってくれるんだなと、そう思って感謝しています。 | ![]() |
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木原 |
とんでもありません。
ところでその霊的と言いますと、先生の最高裁への上告が却下されたという報道を知り、
三笠宮寛仁殿下が国旗を模した贈り物をわざわざ侍従の方に届けさせられたという知らせを受け、
それを拝見させていただいた時は、先生の御人徳の賜と感慨深い思いをいたしました。
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村上 |
日本の国は世界を見まわしても比類のない、2600年という歴史の中心に帰一している国柄、
その中心が御皇室、天皇なんですね。
伝統歴史に学ぶという事は、そういう国柄という事を自覚しながら、
そういう国づくりを私共の責任として作り上げていかなければいけないと
私は政治の中で訴えてきました。
また立場上、直接接しさせて頂いて昭和天皇のお姿は現人神といいましょうか、 権威の天皇と言い換えても良い程です。 残念ながら今の御皇室、特に今の皇太子様などのお噂を知るにつけ、 これで良いのだろうかという思いを致しております。 そういう中で、三笠宮殿下にも、かねてから親しく色々ご指導頂いて参りました。 殿下も不幸にして六度目の手術をなさって、人のお心、傷みがわかられる殿下だけに、 私を勇気づけるために日章旗をデザインしたお花を頂戴した時は、 本当に涙するほどの感動でありました。 | ![]() |
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