新たな挑戦への誓い
新しい一年の始まりに謹んでお慶び申しあげます。
年頭にあたり、皆様もさまざまな誓いを、心に刻まれたことと思います。
昨年一年を振り返ってみても、私たちを取り巻く環境は、予想もつかない勢いで目にみえて悪くなっています。後を絶たない凶悪な犯罪・先のみえない貧困経済・壊れる家庭・猛威をふるう細菌性の病気・奇病・精神病・壊れかけている人間環境・・・・多くの人が、何か言いようのない危機感とあせりを感じていることと思います。
このような現在をすでに20年前から予言し、この国を憂えて将来に警鐘を鳴らしながら、その先頭にたって、東奔西走される木原理事長の多忙は、想像を絶するほどです。ご賛同頂きました諸先生がたをはじめ、財団会員の皆様の温かいご支援に、勇気をいただきながら、私もまた「新たな挑戦」を誓う思いで新年を迎えました。
日本文明・文化、祀祭政一致の精神土壌、日本の財産を今一度、なんとしても取り戻さなければなりません。宇宙に存在するものは、すべて宇宙の創造主(神)ムスヒの分霊(分身)であり、だからこそ、人間や動物・植物だけでなく、あらゆるものには魂が宿っている・・・・昔からこの国では、八百万の神としてマツリゴトが大切にされてきました。家々には神棚があり、地元の氏神様を祀り、仏壇には先祖を祀り、命の原点が大切にされてきたのです。
祀祭政一致の人づくり
この宇宙にある万物は有形無形に繋がっており、宇宙からみれば万物は大きな家族である、ということが言えるのです。そして、万物はムスヒの分霊(分身)であるが故に、それを祀り守り続けることによって「宇宙森羅万象」に沿って「万事は必ず整う」という思想こそが、日本人が縄文時代から連綿として育み、培ってきたムスヒの精神性だったのです。そして、この精神をもって人間(生命)づくりと生活づくりをしてきたのです。(木原秀成著『祀祭政一致の誇れる国日本』参照)
国づくりは、人づくりから・・・
木原秀成理事長は、本当に大切なものは、目に見えないところにある・・・・人々がここに還るべく、この視座から人づくりをしなければ、真の国づくりは出来ないと、半生をかけてその基盤を養ってこられました。宇宙森羅万象の普遍性=自然の摂理から、運命の謎を科学的に解き明かし、人としての生き方をコスミカリズム(大宇宙のリズム・自然の摂理)にもとづいて育む。
この、人づくり総合人間学が「運命創造学」です。
そして、それは私たちの祖先が財産のごとく残してくれた、祀・祭・政一致の日本の文明・文化そのものだったのです。この視座(コスミカリズム)には、人がみごとに蘇る、家族円満を取り戻す、病を克服する、会社が繁栄する、子供たちが生き生きと蘇る・・・・さまざまな根幹(根っこ)があります。
人づくりの百万人結集をめざして
私はこの20年間、木原理事長のもとで学んでいる多くの方々が、この生き方を身につけることによって、理屈なく変化した数々の現実を、目の当たりにしてまいりました。今年は、諸先生がたをはじめ、各分野の一線でご活躍されているリーダーにこそ、この人づくり分野にふれ、知識ではなくその境地を実感・体得し、その生き方に賛同していただくと共に、多くの方々を導いていただきたいと切に願っております。
今年は、人づくり分野の推進に百万人の結集をめざし、一層の精進を重ねてまいりますので、ご賛同ならびにご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。