構想別カテゴリ
分類別カテゴリ
お問い合わせ
一般財団法人
国づくり人づくり財団
【総本部】
730-0016
広島市中区幟町5-1
広喜ビル4F
地図はこちら
【東日本本部】
100-0014
東京都千代田区
永田町2-9-8-602
地図はこちら
(フリーダイヤル)
0120-229-321
Email info@kunidukuri-hitodukuri.jp
個人情報について
おそらく、〈国づくり人づくり〉という言葉は、イザナミとイザナギによる、大八島国と神々の誕生という、いわゆる〈国土生み〉の記紀神話にもとづいている、と思われる。ところが記紀神話は、その前にギ・ミ両神の〈失敗〉を記している。すなわち、「子の数」には入れられなかったが、大八島国と神々の誕生以前に、ヒルコ(記・水蛭子、紀・蛭児 とアハシマ(記・淡島、紀・淡洲)が生まれている。
このヒルコは、天照大神の別名のオホヒルメノムチ(大日 貴)のヒルメ(「日る(ルは格助詞ノに相当)女」の義)に対応する。すなわち、ヒルコは「日る(ノ)子」の義で、イザナギ・イザナミの「子」として認知されなかったものの、いうならば、ある種の未完成の太陽神である。この最初の〝誕生〟が〈失敗〉とされたのは、神々が住むべき土地としての島よりも先に、カミが生まれてしまったからである。
大八島国の誕生は、ふつう〈クニ(国土)生み〉神話と呼ばれているが、実は、そこではクニではなく、島々が生まれている。記紀は日本の神々が住むべき土地を「島」と名付けているのである。単なる陸地の義ではないのである。日本人は、〝島国〟という語を聞くと、自虐史観の〈島国根性〉に陥って、〝島〟の本質を見失いがちになる。〝島〟が〈神々が住むべき土地〉である、という本義に立ち返れば、〈国づくり〉は〈神々が住むべき土地〉の再生・復活ということになる。
すなわち、〈国づくり〉は神々のための運動ということになる。ここで、神様嫌いの人のためには、〈神々〉を、我々の〈祖霊〉及び〈環境〉〈生態系〉という語に置き換えても良い。要するに、〈国づくり〉には、イザナギ・イザナミの〈国土生み〉神話の原点に立ち返っての、神々が住むべき土地としての〈島づくり〉と、おこがましく、大それた言い方になるかもしれないが〈神づくり〉の義が含まれている。もちろん、ここで、誤解をしないでほしい。〈神づくり〉とは、新しく神を創出することではない。