
数年前から、『勝ち組』『負け組』と言った言葉が流行し始めました。 ところが、この勝ち組・負け組の基準は 何を意味しているか・・・
あなたは考えたことがありますか?
それは、ズバリ! お金です。
ニュースを見ても、政治家の話していることを聞いても また世の中の様々なことが『景気』『売上高』といったように どれだけお金儲けができるか、という基準が 一番大切に考えられているといっても過言ではありません。
やっかいなのは、正しい事をしている人が『勝ち』ではなく 儲けた人が『勝ち』になるのです。
そして、その手段は重要視されていません。
もちろん! お金は大切です。 しかし、沢山もうけた人が一番偉いかというと どうでしょうか?
その答えに対して、「YES」という人もいれば 「NO」という人もいると思いますが 一人の人の価値をお金だけで計ることは できないのではないでしょうか。
数年前に出版された『下流社会』という著書があります。 読まれた方もいらっしゃると思いますが その中であなたが下流度を図る計算式がありました。
あなたの年齢 × 10 = A
このAと、あなたの昨年の年収を比較してください。
上流 年収>A
下流 年収<A
あなたは、どちらですか?
下流となった皆さんであれば 気持ちは複雑に違いありません。 少なくともあなたの両親の世代は こういった価値基準はなかったに違いありません。
この計算式は下流度を調べる12の項目の一つですが 今、一時的に上流であったとしても 年功序列が崩壊しつつある今の日本では 明日、半年後、1年後、3年後、10年後に その保証があるかというと それは全く皆無に近いと言わなければなりません。
だからこそ 少なくとも今『下流』という意識のある人は あなた自身の『価値』で勝負しなければならないのです。
その価値の基準を、あなたは持っていますか?