
さて、前回からの続きですが両親の財産で自分の老後を何とかできると何となく思っていたYさんですが
なぜそのことを「これは自分の無意識に内在している倒産癖だ!」と感じたのでしょうか?
Yさんが気づいたことは次のようなことだったのです。
私は、これから独立したいと思っている。それは、自分だけの為でなく後を引き継いでくれる人達の為にもその場を残したいと考えてのことだった。
しかし、自分の本当の姿はどうだろう。
両親が苦労してつくった財産を口では当てにしていないと言いながら心の奥では当たり前のように引き継がせてもらえると勝手な想いがあって
さらに、それで自分は何とか老後を過ごそうとしていた。
自分さえよければ良いとは、このことではないか!
引き継がせてもらったものを次に引き継ごうとしていない私が独立して後世に何か残そうなどそれは表面的なきれい事に過ぎない・・・
この自分の無意識に存在している自分勝手な想いがそのまま、すべてのことに共通していてこれまでの人生が動いていたんだ。
だから、独立してもうまくいくはずもないし両親の財産を食いつぶしてしまうということは倒産させることと同じだ!
意識の世界では自分はああなりたいこうしたいと誰しも思います。
しかし、Yさんのように無意識的に自分がそのうち何とかなると『当たり前』と想っていることが自分の理想と全く逆の場合はよくあることなのです。
これまでも何度かこのブログでご紹介したように自分の周りの人を客観的に見た時に口では○○○と言っているけどやっていることは全く逆。
こんなことではとても・・・ という人と同じなのです。
あなたはどうですか? 本当の自分の正体に気づいていますか?
(次回へ続く)