聖マウリツィオ・ラザロ騎士団 ナイト叙任式 聖マウリツィオ・ラザロ勲章 受勲式

聖マウリツィオ・ラザロ騎士団 ナイト叙任式 聖マウリツィオ・ラザロ勲章 受勲式


ディプロマ 日本語訳


騎士 木原秀成殿


神と聖マウリツィオ・ラザロとサヴォイア王家、聖騎士団を代表致しまして、貴殿を新たに騎士として指名させて頂くことを光栄と存じます。


これは、貴殿の社会福祉に大きな貢献をされ、真剣に取り組んでこられ、大いなる成果を収められた活動に敬意を表して贈られるものです。
他者に対して誠実で、強く寛大であるようにこれからもお努めください。


本日この由緒ある高貴な騎士団に、新しい騎士として貴殿が迎えられ入団されたことは、貴殿がこの資格を有し、特別に選別されたことを意味し、騎士団の歴史に名を連ねることになります。


心よりお祝い申し上げます。


キリスト教歴2014年11月2日
    聖マウリツィオ・ラザロ騎士団
    日本代表 加瀬英明
    (原文イタリア語)



受勲式ディプロマ(証書)
 
  受勲式勲章
 
  受勲式騎士(ナイト)叙任のディプロマ(証書)
並びに勲章が贈られた


これまで聖マウリツィオ・ラザロ勲章が送られた著名人・文化人

聖マウリツィオ・ラザロ勲章


聖マウリツィオ・ラザロ騎士団


聖マウリツィオ・ラザロ騎士団は、世界で最も古い騎士団の一つで、ガーター騎士団・マルタ騎士団と並んで現存している三大騎士団と呼ばれる由緒ある騎士団です。創設されて以来、輝かしい歴史と幾多の有益な活動が、多くの書物に記録されています。




設 立

イタリア初代国王の王家であるサボイア家のアメデオ8世により、1434年創立された「聖マウリツィオ騎士団」と、1000年ごろに創立された「聖ラザロ騎士団」が1572年に合併して誕生した騎士団です。


もともと騎士団には、宗教的側面と軍事的な側面がありました。騎士は聖なる命令を修道士のように捉え、信仰と皇帝を守るために戦うことが求められました。貴族になるための最初のステップとして、慈善活動を行って貧しい人を助ける仕事をしたのです。




騎士団の今日の目的について

今日の騎士団の最大の目的は、貧しい人や病人を助けることはもちろん、キリスト教のよき習慣に基づいて、慈善的な活動に取り組むことです。真の騎士の特徴として、模範的な日常生活を送ることを通して、よりよき世界を作ろうと奮闘することです。


すなわち、誠実、忠誠、理解、寛大さ、とりわけどのようなことがあっても、いつでもどこでも不正な場面に遭遇したときには、それに打ち勝つために闘います。

現在では、この騎士団は世界中の40支部を通して、男性女性を含めて4000人の騎士がいます。(女性が騎士の称号を授けられることは、つい最近になって騎士団会長によって認められました。)


議長を務めるのは第17代グランマエストロ、ナポリ公爵のヴィットリオ・エマヌエレ・ディ・サボイア名誉総長と、ヴェネツィア公のエマヌエレ・フィリベルト・ディ・サボイア副名誉総長です。


執行部、評議会、それぞれの国からの団長などが、これらの公爵たちによる意義ある活動をサポートします。


戦後の初代日本騎士団長は、建築家の丹下健三氏。現在の日本騎士団長は、国づくり人づくり財団賛同特別顧問であり、外交評論家の加瀬英明氏。


騎士団の候補者は、その地域社会において貢献度が高く、社会からも尊敬されている人物であることが証明されなくてはなりません。会員になるとは、単に名ばかりの名誉ではなく、社会活動に積極的に参加することが求められます。